金を取る技術
「金を取る技術」(大村大次郎)という本を昨日ブックオフにて見つけたので
早速読んでみた。
元国税調査官が書いた本だ。
目次を読んだところでびっくりしました。
ちょっとあげてみます。
・「金をすぐに払ってくれる人」を見極める。
・貧乏人・弱者から徹底的に巻き上げる
・新参者や儲かっている業界を狙い撃ち
・取りすぎた金は返さない
・巧みなイメージ戦略で洗脳
これ、元国税調査官が書いた内容です。
税金をたくさん取ることができるひとが「仕事のできる人」ということになっているようです。
恐ろしい話ですね。
税金のことを勉強しないと確実に「カモ」にされてしまいます。
因みに本の中で「源泉徴収」について記述がありますが、
「源泉徴収」は主に「サラリーマン」が対象となるようですが、
結論から言うと、「サラリーマン」は自営業者のように、自分の有利な形で税金を調整できません。
決められた料率でざっくりと徴収され、返却の要求がなければ一切返却しないと。
そして、税金を天引きされているサラリーマン(確定申告など経験がないので)こそが一番の「カモ」ということになるようです。
自営業者、資産家などお金を持っている方は、税金を1円でも少なくしたいと日夜努力しているので、そして知識が豊富ですので、税調査官はあまり突っ込んだ調査をしないということです。
「取れるところから取る」
「情報弱者から取る」
ということでしょう。
「そんなの不公平だ!!」とか言う前に、税金の勉強します。はい。
そういえば、以前在籍していた会社も「国税」が入ったらしく
1000万円の「追徴課税」を言い渡されたそうです。
「なりわい」を考える
「田舎暮らし」で一番問題になるのは
「働き場所」だと思います。
つまり「現金収入」ですね。
公務員の方や、大手企業を退職されて手厚い年金、退職金などがある方もいるとおもいますが、私はそうではありません。
しっかりと、「継続可能」な「なりわい」を考えていきたいとおもいます。
田舎暮らしの予算計画としては
・家賃 0~20,000円前後
・食費 20,000円前後(段階的に自給をすすめていく。)
・携帯代 3,000円(ガラ携のかけ放題、出先でのネットはコンビニで。)
・ネット 4,000円前後(ADSL)
・ガソリン代 20,000円
基本的な固定費としては6万円~7万円程度になるかと。
これに税金、年金、保険金、車検代などなどが加算。
よって、一人暮らしであれば、10万円~15万円程度稼げれば良いかと。
「なりわい」候補
・労働力投入 バイト(週2か週3)
・ホームページの製作、パソコンの設定などの仕事。
・家具の製作(内装大工、家具製作の経験あり)
・しめ縄などの製作。(都市部では”藁縄”をほとんど見かけない?)
・観光地へ続く田舎のサービスエリアなどでの物販。
・里山などに自生する「植物の苗」などの販売。(ネット販売)
などなど
あげればいくらでもでてきます。
しかし形にするにはそれなりの努力が必要ですね。
ひとつひとつ評価、検証していきます。
ということでこの本を見つけ、「即買い」しました。
”今まで何してたんだ?”
「なりわい」を考えると現実を突きつけられます。
サラリーマンで何年もがんばってやってきたのですが、
「自立」という観点からみると「なんにもできないただの人」
ということになります。
サラリーマンの仕組み上、分業制になっていますので、
一人で世間に放り出されるとひとりではなにもできないことが良くわかります。
しかし、なんにもできないことを恥じる必要はないと思っています。
おそらく「みんなそう」だからです。
一流企業の方でも会社を飛び出したら「ただの人」。
役職者でそれなりの方でも、退職してしまったら相手にされません。
しかも人間関係が会社内のみで終始しているため、会社の肩書きを無くしたらほかに友人なんかいません。うちの父がその典型です。
そんな人生は悲しいと思うのです。
うちの父世代は給料もとても良く、私も何不自由なく生活させていただいて、たいへん感謝していますが。。
公務員はともかく、一流企業でも明日は見えない時代かとおもいます。
じゃなきゃ「東○」もあんなことにはならないと思います。
大量生産、大量消費時代にさよならして
自分らしく生きる道を探していきます。
田舎の魅力
あるときにふと、動画を見ていて
「これいけるかも?」と思った。
高坂勝さんという方のお店で収録された動画です。
高坂さんにいきなり失礼な質問メールをしましたが、
本当に丁寧な回答を頂きました。
本当にありがたかったです。
もうひとりの後藤さんという方は、月に3万円あれば生活ができるという。
天ぷらカーに乗り、米、大豆は自給し、仕事はほどほどにするらしい。
家賃は0円だったかな。
それよりなにより一番大切な「時間」ができるということ。
時間泥棒からの開放ですね。
こんな生活ができるのであれば是非したい。
さいわい、もともと田舎なので車で小一時間走れば
すごく環境の良い里山にアクセスできます。
「街中」と「田舎」の良いとこ取りができるかも。
なんにしてもしっかり考えてすすめていきたいです。
高坂勝さんの本です。
「減速して自由に生きる」